音 sensitivity to sound 2003 6 8
音による環境破壊ということを考えたことがあるでしょうか。
不調和な音が、環境を破壊しているのです。
大気汚染や水質汚染は、みんな気にしてますが、
音質汚染は誰も気にしていません。
しかし、不調和な音があふれている環境に住んでいれば、
これも人間の精神どころか、動物、植物にも悪い影響を与えます。
入院患者に、いろいろな音楽を聞かせて、
どの音楽が治療に効果があり、
どの音楽が患者に悪影響を与えたか、
そういう研究をしている医者もいます。
あるいは農産物を育てるのに、クラシック音楽を農作物に、
聴かせている農民もいるそうですね。
さて、一般の人が、不調和な音があふれている環境に住むとは、
どういう環境でしょうか。
それは、交通量の多い道路の近くに住むことでしょう。
最初は、車の音が気になって、夜も眠れなかった人が、
騒音に慣れ、よく眠れるようになる。
また、ある人は、どうしても騒音に慣れず、悩む。
基本的には後者が正しい。
大気汚染がひどいところに住めば、最初は、不快だが、
そのうち、その大気汚染に慣れてしまう。
しかし、大気汚染に慣れすぎて大気汚染に気づかなくなった人間は、
どうなるか。その結果は、誰でも知っている。
それと同じように、音質汚染に慣れすぎた人間は、
音質汚染に気づかなくなり、その結果は、
どういう病気になるか、今は定義されていないけれど、
やがて、その結末がわかるようになる。
現代人は、不調和な音に無神経になっているが、
古代の人達は、不調和な音は嫌っていたのです。
音というものは、空気の振動です。
不調和な音とは、不調和な空気の振動です。不調和な波長でもあります。
人間の魂は、調和された波長を持っています。
調和された振動を持っているとも言えるでしょう。
騒音とは、不調和な音であり、不調和な空気の振動であり、
不調和な波長でもあるのです。
さて、物質も似たような性格があります。
物質とは、粒子であり、波でもあるのです。
これは哲学ではありません。科学が進めば、そういうことがわかります。
物質を破壊する音、というか空気の振動、空気の波長もありえます。
音と音の組み合わせ、空気の振動の組み合わせ、
波長と波長の組み合わせで、物質を破壊することも可能です。
ところで、話の視点を変えてみれば、
天国には、不調和な音はありません。
地獄は、不調和な音があふれています。
地獄生活が長かった人間は、不調和な音には慣れ親しんでいるでしょうが、
天国生活が長かった人間は、不調和な音を不快に思います。
そのため、不調和な音を打ち消すために、音楽があります。
自然の音もあります。海の音、山の音、動物の音、植物の音。
こういう音は、不調和な音を打ち消しています。
水の科学もあるでしょうが、音の科学もあります。
ところで、地球外生命体を調べるために、外国では多額の費用をかけています。
巨大な電波望遠鏡を多数設置して、
はるか彼方の地球外生命体の音を聞こうとしています。
これはこれで正しいのですが、たまには視点を変える必要もあります。
電波というものは、直進性が高いものがあります。
たとえば、テレビ電波です。
このテレビ電波は、地球だけでなく、宇宙空間にも伝わっていきます。
はるか彼方からの来訪者が、このテレビ電波を地球の近くで受信すれば、
研究もするでしょうけれど、この電波を送り返すことも考えるでしょう。
今のところ、テレビ電波に異質なものは混ざっていないでしょうが、
もしかすると、今後、混ざってくるかもしれません。